子どもの片付けで困っている方へ

子どもが散らかす、ものの片付け、これは永遠のテーマですよね?

親が片付けても、こどもが散らかす、この繰り返しになります。

ものが多いと、視覚からの情報が多く、心も乱れてイライラ・・・

感情を任せて、言葉を発したり、言われる方も言う方もお互いに嫌な気持ちになりますよね。

実は、私自身も、元々は片付けが苦手な子どもでした。

子どもの頃は部屋が散らかり、親には『ぶっちらかり娘』と呼ばれていました。笑

特に出かける時に服をあれでもない、これでもない、と出してはしまわずに、服の山が出来ておりました。

今思えば、気に入っているものが少なく、いらないものが多すぎたのだと分かります。

思い出してみると、親に叱られた時にまとめて片付ける、という意識でした。
なぜ自主的に片付けなかったのかというと、片付けの必要性をわかっていなかったのです。

自分の部屋だから、好きにしていいという認識でしたし、散らかっているからって特に不便を感じていなかった。今思えば、ただの甘えでした。

家に住めることが当たり前のように思っていたけれど、親のおかげですし、
ものがあるのも親が買ってくれたおかげです。

ものを大切にするということに対して、意識が足りていませんでした。

自分で働くようになってから、ようやくものの大切さや価値、ありがたさに気づき、家を出てから、親のありがたさや甘えていたことに気づき、どれだけ贅沢な事だったのかを知りました。

家を片付けるということは、人やものに感謝すること、伝える手段でもあるのかもしれないと思っている今日この頃です。

さて、子どもの片付けでなぜ子どもは片付けられないのでしょうか?
私には今、5歳になる娘がいますが、やはり散らかすことが多くあります。色んなものが床に散らばったり、親からしたらゴミと思えるようなものが至るところから出てきます。

始めは、片付けてーと言っていたのですが、はっとしました。

それは自分が親に言われて、一番嫌で片付けたくなくなる言葉だったからです。
片づけないから言われる、自分がいけないので自業自得なのですが・・・

『言われるから片付ける』
『叱られるから片付ける』

という意識になり、

『言われなければいい』
『叱られなければいい』

となるのです。

片付けをする理由が、『叱られなければいい』という認識にしてはいけないのです。

子どもの片付けにおいて、大切なことは、まず、『片付けられない理由』を知ることです。

子供が片付けられない理由

『片づける』
という意味が
分からない

床からものをなくすことだと
思っている子どもも多い

片付いている
部屋をそれほど
求めていない

片づけなくても困らない

『片づける』
という意味が
分からない

▪️ものが多すぎる
▪️どこにしまうか分からない
▪️使いにくい
▪️片付けにくい
▪️取り出しやすいけど、しまいにくい
▪️しまうまでに手間がかかる
▪️めんどくさい

など、いくつか複合していたりします。

この原因を特定して、片付けを一緒に考えることが大切です。

また、片付けることでどんな良いことがあるのか?を聞いてみたり、サポートしてこんな良いこともあると思うよ!と伝えます。簡単な事でいいんです。

例えば、

▪️気持ちがいい
▪️スッキリして見える
▪️出したいものがすぐに見つかる など

片付けることで、自分が心地よくなれる!と、どこかで感じるキッカケになれば良いです。

片付けた部屋を想像させる、プラスの意識に、意図的に気づかせるのではなく、自分で気づいてもらうように声掛けをしていくことが大切です。

では、原因別に対処していきたいと思います!

まず、
▪️ものが多すぎる
▪️しまうまでに手間がかかる
▪️めんどくさい

この3つに関しての対処は

ものを減らす!出ているものを減らす!です。

ものが多すぎると片付けが大変なのは、大人も同じです。物も事も片付けも同じなのです。
やることが沢山あって、あれもこれも中途半端になることはありませんか?

例えば、洗濯、掃除、片付け、食事、たった4つの家事タスクに見えますが、この中には膨大な量のタスクが存在します。

家事をやっている人は、分かるかと思いますが、時間がかかるものもあるため、洗濯しながら食事の準備、〇〇しながら〇〇という二刀流ならぬ多刀流🥷⚔️なのです。

あれもこれもありすぎると全然片付かない、これはよくあることです。
子どもも例外ではなく、ものやことが多いと混乱します。

まずは、

①ものを減らす
②片付けられる分量を見極める
③ルールをきめる

①ものを減らす

おもちゃを全部出す。2軍も全部だす。人形もだす。一つ一つを手に取り、仕分けをする。

ある程度大きい子どもであれば、『使っている・使っていない(使ってない・好き)』に分ける。

『使っているもの』は残す。『使っていない』けど、好きなものはすぐに出して、今から使う。

子どもが小さい場合は、全部が『使っている』になる可能性がある為、我が家では、色々試した結果、『大好き・好き・普通』に分けてもらっています。

子どもによってピンとくる分けやすい言葉があると思うので、色々試してみると良いと思います。

『好き』は、2軍にして別の場所にしまい、『普通』は処分する。使えそうなものは、あげる、リサイクルショップへ持っていく、などします。

ここで大人がやってしまいがちなのは、口を出す事。
新品で買ったばかりなのに、子どものために用意したものなのに、『普通』に入った場合。

『これ結構遊んでいるんじゃない?』 『大きくなったら遊ぶんじゃない?』

『こんな風に遊ぶと楽しくない?』 『よく遊んでたよね?』

サポートすることももちろん必要ですが、誘導しそうになる時は、静かに見守りましょう。
子どもも大切なものとそうでないものの区別は出来ます。
『自分で考えて決める』を見守る事は、子どもからすると親に尊重してもらえたという経験になります。この経験は、他の何にも代えがたいものがあると考えます。

②片づけられる分量を見極める

すぐに取り出せるところにあるおもちゃの分量を決めます。

子どもによりこの分量は異なるため、散らかる場合は数・量を減らします。

片づけられる数・量を、見ながら修正していきます。

初めに子どもには、散らかるようなら減らそう、という提案をしておきます。

まだ話が出来ない場合には、こちらで判断して量を減らしておきます。

③ルールを決める

ルールを事前に決めておくことで、子どもは心の準備ができます。忘れてしまうことがざらにあるので、繰り返し伝えていきます。

例えば我が家の場合、

・新しいものが1つ入ったら、おもちゃを1つ2軍へ入れる。
・出ているおもちゃに飽きた時には、2のおもちゃと交換する。2軍は自主的に出さない。
・片づけられないことが続く場合には、数や量を減らす。

次に・・・
▪️どこにしまうか分からない
▪️使いにくい
▪️片付けにくい
▪️取り出しやすいけど、しまいにくい

この対処法は・・・

ものの場所を決めることです。

子どもは、自分で決めたことは守る傾向にあります。

『自分で決めた』 『自分で選んだ』 『自分で作った』 こういうものをとても大切に思っています。
大人は隠す収納をしたがりますが、収納はこのような考え方で選んで頂きたいです。

<子どもが片づけやすいおもちゃ収納のポイント>

  1. 取り出しやすく、戻しやすい棚(高さや大きさなど)
  2. 子どもがおもちゃの場所を決める
  3. 絵や文字を書いて貼り、しまう場所を明確にする

 ⇒絵は無料ダウンロードや手書き、面倒であればパッケージの一部をとりあえず貼る等

  1. 細かい大切なものは、とりあえず入れていい箱をつくる。(宝箱のようなもの)

立てられるものは、縦にしまう。(パズルなどはファスナータイプの袋に入れる等)

最後に、子どもの片付けの注意点です!
散らかっていると、子どもが片づけるより大人がやった方が早い。
と思い、大人がやっていると、子どもはより片づけなくなります。

なぜかというと、『散らかっても親が片づけてくれる』という経験が積み重なるからです。
毎回大人が片づけるのではなく、時間がかかっても、あくまでも主体は子ども!という意識をもってもらえるように働きかけていただければ、のちのちとても楽になるかと思います。

今回は、子どもの片付けについてお話しました。
片づけようと思っていてもなかなか進まないですよね。ですが、これを見た今がチャンス!

『ひとまず、全部出してみる。』

出してしまえば、散らかったままでは気になるのでやるしかない。
人はやるしかない状況にした方が、動くことができます。

子どもが片づけなくてイライラ!散らかってイライラ!そんな時間はなくしたい。
親も好きでイライラしたり、怒っているわけではないですよね、寝顔を見ながら反省なんてこともしばしば子育てをしているあなた、本当に頑張っています。

本当によくやっていますよね!
そんなイライラを少しでも解消するお手伝いが出来たらと思います。

今後、こちらのブログでは片付けや収納など、様々な情報を発信していきたいと思います。

また、毎週水曜日の20時から21時まで暮らしの相談会を開催しています。

相談会の中で、暮らしの豆知識(片づけや収納、防災、建築、お金のこと等)についてお話する時間がございます!

オンラインで行っていますが、顔出しは不要ですので、家事の合間や帰り道などで聞いていただけるとお役にたてるかと思います。

詳しい日程や申し込みのお知らせは、公式LINEから行っております。

ぜひご活用下さい。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。