失敗してわかった平屋のいろいろ!

20代後半で自宅を建てました。最初は2階建てのプランを考えていましたが、いろいろ検討しているうちに平屋の魅力に気が付き結果的に平屋住宅を建てていました!!

今回はネットで調べてもなかなか出てこない我が家の平屋で失敗したことを発表したいと思います。

目次

WI-FIが繋がらない?!?!モバイルデータ通信も繋がらない??

テレワークになりオンライン会議をする空間がない?!

WI-FIが繋がらない?!?!モバイルデータ通信も繋がらない??

うちの無線LANルーターはリビングに設置しているのですが、寝室、子ども部屋には全然電波が届きません。ベッドの中でスマホいじることができないので睡眠の質は向上しました!デジタルデトックスという言葉がありますがうちでは毎日睡眠時はその状態です。

いやいや、WI-FI入らなくてもスマホのモバイルデータ通信が入るでしょ!!と思うかもしれませんが、なんと寝室に関してはモバイルデータ通信も入らないのです💦

なぜか??いろいろな原因・可能性があることがわかってきました。まず無線LANルーターは、設置すれば家の中どこでも電波が届くというわけではなく、届く範囲があります。障害物の何もない屋外に設置した場合は、無線LANルーターを中心に円形状にカバーされますが、壁や家具、他の家電製品などの障害物がある屋内では、電波が届く範囲も一定ではありません。建物自体の形にも影響されます。

特に平屋の場合明るさを求めて中庭をつくる、横長ワイドな形にするなど自由に建物の形を計画する場合が少なくありません。

実際うちもすべての部屋に日光が入るように建物の形状を5m×22mの横長ワイドにしました。よって、リビングの無線LANルーターから寝室まで15mほど離れているので届きにくくなってしまっています。

そしてモバイルデータ通信すら入らない状況の寝室の電波が入らない原因として考えられるのは、屋根・外壁の材質と窓のバランス、間取りです。

木造住宅で電波に影響を及ぼす建材・材料はだいたいこんな感じです。

    • ガルバリウム鋼板金属が影響
    • モルタルコンクリートや金網が影響
    • グラスウールロックウール表面のアルミ箔が影響
    • 網ガラス金属の網が影響
    • Low-Eガラス金属膜が影響

うちの屋根はコロニアルに太陽光パネル、外壁の仕上げ材は、ガルバリウム鋼板です。

窓ガラスはLow-Eガラスを使用しています。

気密性を高めるために断熱材もしっかりと施工しています。

以上のことから、新築時には無線LANルーター設置する位置をプラン検討時から検討しておく(建物の中心、端の方に設置は避ける)

複数のスポットに配線しておく(空配管含む)

もし金属製の外壁材、屋根材をどうしても使いたい場合は、窓を大きく計画する等事前に設計者に相談しておくことをお勧めします

では、もう新築で建てちゃったよ!!という方、手遅れなのでしょうか??

もしかしたら解決できるかもしれません。その方法を以下にまとめました。

  1. WI-FI中継器の設置
  2. 各キャリアが契約者向けに無料で貸し出しているフェムトセルを設置する(諸条件があります)
  3. 窓のリフォームをする
  4. 有線工事をする

1,2に関しては契約している各キャリアに連絡をして電波状況を確認してもらう必要があります。3,4に関しては弊社で対応が出来ますので、相談会か相談窓口でご相談ください。

テレワークになりオンライン会議をする空間がない?!

平屋の醍醐味として挙げられるワンフロアで効率的な生活導線が実現する、開放的な間取りを計画できる、家族のコミニケーションがもっと出来る空間が実現できるなどたくさんのメリットがありますが、逆をいうとプライバシーな空間、音を気にせず仕事ができる空間、趣味を心ゆくまで楽しむ空間が作りにくいとも言えます。我が家も自宅を建てたのはコロナ前で、オンラインミーティングなどは想定していませんでしたのでリビングとダイニングの間にオープンなPCデスク環境を整えていました。

コロナ禍になりオンラインのミーティング、交流会、11の打合せなどが多くなってくると他の家族の協力が欠かせなくなってきました。音が入ってしまうからオンラインミーティング前に料理を作っておく、オンライン会議中に子どもとお風呂に入ってもらうなどたくさん協力してもらいました。

我が家はたまたま空いている庭の空間があったので、コンテナ事務所をユニック車で持ってきて、エアコン設置して2日でオンラインミーティングルームを作りましたが、田舎ならではのことだと思います。

新築時には防音、ミーティング背景、生活導線などを計画しておくことが大切です。

またすでに建てている方も防音室を設置、目隠しの壁を設置するなど出来ることがありますので相談してみるのも一つかと思います。今回は平屋での失敗例を2つ挙げてみました。その他にも事例がありますので相談会の時に取り上げていきます。